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2026.06.12 Friday
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ファンタジーらしさと、現実さと。
2010.10.16 Saturday
21世紀の古書目録。興味があります。
本当にあればの話ですけれど。
私たちからすれば、21世紀最初の本、は「一番最初に出会う本」だけど、この目録では「一番古い本」なのだと分かっていても不思議な世界です。
こういう本を作ろうっていう気持ち、実際作り上げるその発想ってすごいなあって思います。
本だから「読む」ものだけど、眺めていても面白い本ですね。
どうせなら、22世紀の古書目録も作って欲しいな。期待を裏切りません。この本は。
「本を造る」ことの喜びが
やや手軽すぎるきらいはあるものの、
発想や架空本のデザインやレイアウトなど
センスが無いとは誰も言い切れないだろう。
真の本好きといえるほどの骨太さは無いが
「本を造る」ことの喜びがどのページにも溢れている。
洒落を真剣に追求してみた本
この本は未来から送られてくる(実はこのレビューを書いている時点ですでに未来の範疇に入っています)本の目録です。
そこに出てくる本はレトロで個性的で愛らしい本ばかりです。
ここに載せられている本がこれからほんとうに手にとって読めるとしたら。
本好きにはたまらない夢だと思います。
どんなにオンライン小説が出回ろうとも、本はなくなりません。
それを少しでも信じさせてくれそうな気がする一冊です。
らくだこぶ書房21世紀古書目録 クラフト・エヴィング商會
マニキュア
本当にあればの話ですけれど。
私たちからすれば、21世紀最初の本、は「一番最初に出会う本」だけど、この目録では「一番古い本」なのだと分かっていても不思議な世界です。
こういう本を作ろうっていう気持ち、実際作り上げるその発想ってすごいなあって思います。
本だから「読む」ものだけど、眺めていても面白い本ですね。
どうせなら、22世紀の古書目録も作って欲しいな。期待を裏切りません。この本は。
「本を造る」ことの喜びが
やや手軽すぎるきらいはあるものの、
発想や架空本のデザインやレイアウトなど
センスが無いとは誰も言い切れないだろう。
真の本好きといえるほどの骨太さは無いが
「本を造る」ことの喜びがどのページにも溢れている。
洒落を真剣に追求してみた本
この本は未来から送られてくる(実はこのレビューを書いている時点ですでに未来の範疇に入っています)本の目録です。
そこに出てくる本はレトロで個性的で愛らしい本ばかりです。
ここに載せられている本がこれからほんとうに手にとって読めるとしたら。
本好きにはたまらない夢だと思います。
どんなにオンライン小説が出回ろうとも、本はなくなりません。
それを少しでも信じさせてくれそうな気がする一冊です。
らくだこぶ書房21世紀古書目録 クラフト・エヴィング商會
マニキュア
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悲惨な状況を救わねばならない
2010.10.15 Friday
本書冒頭のツポレフ機の描写を見て、1995年一人で訪朝した時の事を思い出した。
この年、参議院議員だった、アントニオ猪木は、尊敬する力道山出生の地である
北朝鮮で、「世界スポーツ平和祭典」と銘打ちプロレス興行を行った。
これにあわせて、名古屋から、チャーター機が飛んだ。
名古屋、小牧空港に駐機した高麗航空機は、近づくと、塗料の塗りがでこぼこで、
ロゴの機体名は歪んでいた。
中の椅子はジュラルミンではなくて鉄でできていた。丈夫そうだが重いだろう。
プレミアムの席料を払ったのに、前にあるだけで、他の席と変わりはない。
男の客室乗務員が、機内食を投げつけるようにして、配った。
甘味だけ食べたが甘くなかった。
客は、プロレスファン、社会主義に興味があるという元中学の社会科教師夫婦、
親戚訪問もかねて帰国する在日同胞、僕のような朝鮮オタク。後は得体の知れない人々。
平壌順安空港に着くと、乗客のおばちゃんがパチカメで空港を撮りだしたので、僕は
慌てて止めたが、AK47カラシニコフを携帯する兵士は何の制止もしない。
おばちゃんの方が正しかった。でも、僕は、手違いで持ってきてしまった携帯電話を取り上げられた。
あれから、15年、脱北するひとは絶えない。この小説は、大量の資料に当たり
脱北しなければならない人々の事情、そしてその、想像を絶する過酷さを余す事なく描いている。
脱北者の環境はどんどん悪化している
本書冒頭のツポレフ機の描写を見て、1995年一人で訪朝した時の事を思い出した。
この年、参議院議員だった、アントニオ猪木は、尊敬する力道山出生の地である
北朝鮮で、「世界スポーツ平和祭典」と銘打ちプロレス興行を行った。
これにあわせて、名古屋から、チャーター機が飛んだ。
ツアー料金25万円、プレミアの席代2万円、プロレスのリングサイド席の指定料金
7千円を中外旅行社に振り込み機上の人となる。
名古屋、小牧空港に駐機した高麗航空機は、近づくと、塗料の塗りがでこぼこで、
ロゴの機体名は歪んでいた。
中の椅子はジュラルミンではなくて鉄でできていた。丈夫そうだが重いだろう。
プレミアムの席料を払ったのに、前にあるだけで、他の席と変わりはない。
男の客室乗務員が、機内食を投げつけるようにして、配った。
甘味だけ食べたが甘くなかった。
客は、プロレスファン、社会主義に興味があるという元中学の社会科教師夫婦、
親戚訪問もかねて帰国する在日同胞、僕のような朝鮮オタク。後は得体の知れない人々。
平壌順安空港に着くと、乗客のおばちゃんがパチカメで空港を撮りだしたので、僕は
慌てて止めたが、AK47カラシニコフを携帯する兵士は何の制止もしない。
おばちゃんの方が正しかった。でも、僕は、手違いで持ってきてしまった携帯電話を取り上げられた。
あれから、15年、脱北するひとは絶えない。この小説は、大量の資料に当たり
脱北しなければならない人々の事情、そしてその、想像を絶する過酷さを余す事なく描いている。
北朝鮮のリアルな実情と≪疫病神≫コンビのシノギとのマッチング
建設コンサルタント二宮と暴力団「二蝶会」の桑原が再びコンビで登場する『疫病神』の続編。今回は“知られざる隣国”北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の実態を描いた大作である。物語は前作よりストレートで、詐欺師を追いかけ、≪疫病神≫コンビが北朝鮮へ潜入するというもの。
一回目は奈良県日朝友好議員連盟主催のチャーター便でパックツアーとして平壌へ。不自由な旅行日程の隙間を抜け出し、もう一歩というところで逃げられる。そして二回目。今度は金にものをいわせて中国朝鮮族自治区から北部北朝鮮に不法入国する。さんざんな目にあいながらも詐欺師を捕まえることに成功したふたりだったが、命からがら北朝鮮から出国し、詐欺師の日本の黒幕に迫る。
とまあストーリーは単純だが、小泉訪朝前の北朝鮮の実態は、巻末の膨大な参考文献からもうかがえるように実にリアルだ。それが、ノンフィクションやルポルタージュでなく、またお堅い社会派小説とか、スパイ・冒険小説でなく、ハードボイルドというかノワールというか極道エンターテインメント小説のなかに、≪疫病神≫コンビの行動範囲としてあたりまえのように、しかし精緻に描かれているところに意味があると思う。
それにしても、北朝鮮というのは何という国家なのだろう。作品中の桑原の言葉の数々から分かるように思わず眉をひそめたくなる。
この北朝鮮という特殊な舞台で、前作ほど強烈なドツキ、ドツカレはないものの、≪疫病神≫コンビの絶妙なコンビネーションは、個性豊かな脇役陣も手伝って、時には笑いをかみ殺し、時にはハラハラ・ドキドキして、文庫にして831ページにもなる大長編なのに、休むことなくページを捲らせてくれる。
国境 (講談社文庫) 黒川 博行
エミリオプッチ
この年、参議院議員だった、アントニオ猪木は、尊敬する力道山出生の地である
北朝鮮で、「世界スポーツ平和祭典」と銘打ちプロレス興行を行った。
これにあわせて、名古屋から、チャーター機が飛んだ。
名古屋、小牧空港に駐機した高麗航空機は、近づくと、塗料の塗りがでこぼこで、
ロゴの機体名は歪んでいた。
中の椅子はジュラルミンではなくて鉄でできていた。丈夫そうだが重いだろう。
プレミアムの席料を払ったのに、前にあるだけで、他の席と変わりはない。
男の客室乗務員が、機内食を投げつけるようにして、配った。
甘味だけ食べたが甘くなかった。
客は、プロレスファン、社会主義に興味があるという元中学の社会科教師夫婦、
親戚訪問もかねて帰国する在日同胞、僕のような朝鮮オタク。後は得体の知れない人々。
平壌順安空港に着くと、乗客のおばちゃんがパチカメで空港を撮りだしたので、僕は
慌てて止めたが、AK47カラシニコフを携帯する兵士は何の制止もしない。
おばちゃんの方が正しかった。でも、僕は、手違いで持ってきてしまった携帯電話を取り上げられた。
あれから、15年、脱北するひとは絶えない。この小説は、大量の資料に当たり
脱北しなければならない人々の事情、そしてその、想像を絶する過酷さを余す事なく描いている。
脱北者の環境はどんどん悪化している
本書冒頭のツポレフ機の描写を見て、1995年一人で訪朝した時の事を思い出した。
この年、参議院議員だった、アントニオ猪木は、尊敬する力道山出生の地である
北朝鮮で、「世界スポーツ平和祭典」と銘打ちプロレス興行を行った。
これにあわせて、名古屋から、チャーター機が飛んだ。
ツアー料金25万円、プレミアの席代2万円、プロレスのリングサイド席の指定料金
7千円を中外旅行社に振り込み機上の人となる。
名古屋、小牧空港に駐機した高麗航空機は、近づくと、塗料の塗りがでこぼこで、
ロゴの機体名は歪んでいた。
中の椅子はジュラルミンではなくて鉄でできていた。丈夫そうだが重いだろう。
プレミアムの席料を払ったのに、前にあるだけで、他の席と変わりはない。
男の客室乗務員が、機内食を投げつけるようにして、配った。
甘味だけ食べたが甘くなかった。
客は、プロレスファン、社会主義に興味があるという元中学の社会科教師夫婦、
親戚訪問もかねて帰国する在日同胞、僕のような朝鮮オタク。後は得体の知れない人々。
平壌順安空港に着くと、乗客のおばちゃんがパチカメで空港を撮りだしたので、僕は
慌てて止めたが、AK47カラシニコフを携帯する兵士は何の制止もしない。
おばちゃんの方が正しかった。でも、僕は、手違いで持ってきてしまった携帯電話を取り上げられた。
あれから、15年、脱北するひとは絶えない。この小説は、大量の資料に当たり
脱北しなければならない人々の事情、そしてその、想像を絶する過酷さを余す事なく描いている。
北朝鮮のリアルな実情と≪疫病神≫コンビのシノギとのマッチング
建設コンサルタント二宮と暴力団「二蝶会」の桑原が再びコンビで登場する『疫病神』の続編。今回は“知られざる隣国”北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の実態を描いた大作である。物語は前作よりストレートで、詐欺師を追いかけ、≪疫病神≫コンビが北朝鮮へ潜入するというもの。
一回目は奈良県日朝友好議員連盟主催のチャーター便でパックツアーとして平壌へ。不自由な旅行日程の隙間を抜け出し、もう一歩というところで逃げられる。そして二回目。今度は金にものをいわせて中国朝鮮族自治区から北部北朝鮮に不法入国する。さんざんな目にあいながらも詐欺師を捕まえることに成功したふたりだったが、命からがら北朝鮮から出国し、詐欺師の日本の黒幕に迫る。
とまあストーリーは単純だが、小泉訪朝前の北朝鮮の実態は、巻末の膨大な参考文献からもうかがえるように実にリアルだ。それが、ノンフィクションやルポルタージュでなく、またお堅い社会派小説とか、スパイ・冒険小説でなく、ハードボイルドというかノワールというか極道エンターテインメント小説のなかに、≪疫病神≫コンビの行動範囲としてあたりまえのように、しかし精緻に描かれているところに意味があると思う。
それにしても、北朝鮮というのは何という国家なのだろう。作品中の桑原の言葉の数々から分かるように思わず眉をひそめたくなる。
この北朝鮮という特殊な舞台で、前作ほど強烈なドツキ、ドツカレはないものの、≪疫病神≫コンビの絶妙なコンビネーションは、個性豊かな脇役陣も手伝って、時には笑いをかみ殺し、時にはハラハラ・ドキドキして、文庫にして831ページにもなる大長編なのに、休むことなくページを捲らせてくれる。
国境 (講談社文庫) 黒川 博行
エミリオプッチ
好きなだけでは生きていけない世界
2010.10.12 Tuesday
面白い!
ロードレーサーは知っていても、競技スポーツとしての自転車競技に馴染みのない方が多いかもしれません。
でも、そんな方でも心配はご無用です。
手に取って数ページ読めば、自転車に賭ける少年たちのピュアな世界に
どんどん引き込まれるのではないかと思います。
自転車への情熱、心の中で揺れ動くティーンエィジャーの感情。
そんなものが瑞々しく描かれています。
青春小説として面白いかったです。
少年が自転車にのめりこんでいく青春小説
自転車で走ることが大好きな少年が、あるきっかけからロードバイクに乗る少年たちと出会い、本気で自転車にのめりこんでいく青春小説で、自転車レースに詳しくない人でも分かるように描かれていたので読みやすかった。自転車仲間たちとの出会い、友情、喧嘩、自転車にかける強い意志など色々と読み応えがあり、最後まで楽しめた。本編は続きが気になるところで終わってしまったので続編にも期待したい。
中3なりの精一杯な青春小説。
自転車競技に関しては全く知識のない私ですが、それでも「メンタルが大きく関係する、奥の深い競技なんだな」という印象を受けました。
普通に生きてきた中学3年生の主人公に突然プロスポーツの世界が迫ってくる。
好きなだけでは生きていけない世界。それに戸惑う気持ちにとても共感できました。
自分の将来について考えるけれど、「自分はこれで生きていこう」と言えるほどの決断力もなくて、保護者の承認が絶対条件で・・・そんな中学生の中途半端な思いを思い出しました。
主人公は皆個性的なので、ちょっと厚めの単行本ですがあっというまに読破できます。
1年2ヶ月ぶりにやっと第2巻も出版されましたが、1巻だけでも、十分読了感は味わえます。
セカンドウィンド 1 (小学館文庫) 川西 蘭
マックスファクター
ロードレーサーは知っていても、競技スポーツとしての自転車競技に馴染みのない方が多いかもしれません。
でも、そんな方でも心配はご無用です。
手に取って数ページ読めば、自転車に賭ける少年たちのピュアな世界に
どんどん引き込まれるのではないかと思います。
自転車への情熱、心の中で揺れ動くティーンエィジャーの感情。
そんなものが瑞々しく描かれています。
青春小説として面白いかったです。
少年が自転車にのめりこんでいく青春小説
自転車で走ることが大好きな少年が、あるきっかけからロードバイクに乗る少年たちと出会い、本気で自転車にのめりこんでいく青春小説で、自転車レースに詳しくない人でも分かるように描かれていたので読みやすかった。自転車仲間たちとの出会い、友情、喧嘩、自転車にかける強い意志など色々と読み応えがあり、最後まで楽しめた。本編は続きが気になるところで終わってしまったので続編にも期待したい。
中3なりの精一杯な青春小説。
自転車競技に関しては全く知識のない私ですが、それでも「メンタルが大きく関係する、奥の深い競技なんだな」という印象を受けました。
普通に生きてきた中学3年生の主人公に突然プロスポーツの世界が迫ってくる。
好きなだけでは生きていけない世界。それに戸惑う気持ちにとても共感できました。
自分の将来について考えるけれど、「自分はこれで生きていこう」と言えるほどの決断力もなくて、保護者の承認が絶対条件で・・・そんな中学生の中途半端な思いを思い出しました。
主人公は皆個性的なので、ちょっと厚めの単行本ですがあっというまに読破できます。
1年2ヶ月ぶりにやっと第2巻も出版されましたが、1巻だけでも、十分読了感は味わえます。
セカンドウィンド 1 (小学館文庫) 川西 蘭
マックスファクター
作り物ではない迫力
2010.10.08 Friday
身を削り、命を縮める文章
車谷長吉の小説を読むのは疲れる。読むほうも金縛りに会い、真剣勝負に巻き込まれるのだから書くほうは本当に大変だろうと思う。真剣勝負は疲れるが得るものも確実に多い。作者に本当に感謝である。
印象に最も残った短編は「金輪際」でした。この最後の文だけでも立ち読みしてみたら、もう離れられなくなると思いますよ。
「児玉まで」はどこか「赤目」の習作っぽい作品で楽しい。「変」はめずらしく軽いエッセイ風だがそうは簡単にはならない、馬鹿正直な作者に共感至極。
「白黒忌」は久坂葉子という作家を読み始めるきっかけになりました。
作り物ではない迫力
車谷の作品はもう4冊目なので、少々耐性がつきました。最後の「変」を読んで、おおこれが有名な芥川賞選考委員逆恨み五寸釘事件かあ、と感じ入りました。
一人称で書かれたものに、一番迫力を感じます。こわいものみたさで読んでます。
私小説とゆう毒
著者は、「反時代的毒虫」なるものを自認しているらしい。
車谷長吉という人は、基本的に同じような話しか書かないように思う。
まるで自らの過去について言い訳を繰り返しているようで、見苦しいっちゃ見苦しい。
が、毒虫ならばそれもなっとくだ。毒虫がいくら毒を吐き出したとてただの虫になれるわけもなく、むしろ自らの罪業を重くしていくばかりなのだから。彼は鬱屈のあげく、ますます強烈な毒を吐き出してゆくことだろう。
しかも困ったことにこの毒は、麻薬のような常習性があるのだ。
ふふふふ、あなたにもおすすめするよ。
金輪際 (文春文庫) 車谷 長吉
エトロ バッグ
車谷長吉の小説を読むのは疲れる。読むほうも金縛りに会い、真剣勝負に巻き込まれるのだから書くほうは本当に大変だろうと思う。真剣勝負は疲れるが得るものも確実に多い。作者に本当に感謝である。
印象に最も残った短編は「金輪際」でした。この最後の文だけでも立ち読みしてみたら、もう離れられなくなると思いますよ。
「児玉まで」はどこか「赤目」の習作っぽい作品で楽しい。「変」はめずらしく軽いエッセイ風だがそうは簡単にはならない、馬鹿正直な作者に共感至極。
「白黒忌」は久坂葉子という作家を読み始めるきっかけになりました。
作り物ではない迫力
車谷の作品はもう4冊目なので、少々耐性がつきました。最後の「変」を読んで、おおこれが有名な芥川賞選考委員逆恨み五寸釘事件かあ、と感じ入りました。
一人称で書かれたものに、一番迫力を感じます。こわいものみたさで読んでます。
私小説とゆう毒
著者は、「反時代的毒虫」なるものを自認しているらしい。
車谷長吉という人は、基本的に同じような話しか書かないように思う。
まるで自らの過去について言い訳を繰り返しているようで、見苦しいっちゃ見苦しい。
が、毒虫ならばそれもなっとくだ。毒虫がいくら毒を吐き出したとてただの虫になれるわけもなく、むしろ自らの罪業を重くしていくばかりなのだから。彼は鬱屈のあげく、ますます強烈な毒を吐き出してゆくことだろう。
しかも困ったことにこの毒は、麻薬のような常習性があるのだ。
ふふふふ、あなたにもおすすめするよ。
金輪際 (文春文庫) 車谷 長吉
エトロ バッグ
脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語
2010.10.08 Friday
考えるより、感じろ!
本を読むときに、作者のテクニックとかそんなものどうでもいいです。
その本を読んで自分がどう感じたか?
悪ければ、捨てましょう。
捨てることが無理なら、速く視界の届かないところへおきましょう!
良くて、こころにしみるものがあれば、涙を流しましょう!
私は、涙は流れませんが涙ぐみはしました。
本とか芸術なんて、こんなものです。
自分がどう感じるか?
脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語。
犬と人間の望ましい関係をまとめた「犬の十戒」をモチーフに、2008年に公開された映画のノベライズ。それぞれの約束についてエピソードをつなぐ作品と思いきや、犬を通して成長する少女の物語でした。
犬が生きるのはおよそ10年。ソックスと名付けられた犬と出会ったのはあかりが中学生のときで、物語が進むにつれてソックスは赤ちゃんから子供、若者、そしてあかりを追い抜きます。晩年の描写が、妙に切ない。
映画の尺を基準とした作品でありながら、描く期間が犬の一生を上回るため、どうしても飛び飛びの展開に。ツッコミどころは山ほどありますが、脚本のような字面で淡く表現された優しい物語の前には、「そんなもん言うだけ野暮だよ」と言われそうです。
読んで欲しい!
すごく感動した。
犬を飼いたい!!って思ってたけどこの本を読んでから悩みました。
最後の十戒はいつ読んでも泣けます。
犬を飼いたいって思ってても気持ちだけじゃダメなんですね・・・。
犬と私の10の約束 川口 晴
キャディーバッグ
本を読むときに、作者のテクニックとかそんなものどうでもいいです。
その本を読んで自分がどう感じたか?
悪ければ、捨てましょう。
捨てることが無理なら、速く視界の届かないところへおきましょう!
良くて、こころにしみるものがあれば、涙を流しましょう!
私は、涙は流れませんが涙ぐみはしました。
本とか芸術なんて、こんなものです。
自分がどう感じるか?
脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語。
犬と人間の望ましい関係をまとめた「犬の十戒」をモチーフに、2008年に公開された映画のノベライズ。それぞれの約束についてエピソードをつなぐ作品と思いきや、犬を通して成長する少女の物語でした。
犬が生きるのはおよそ10年。ソックスと名付けられた犬と出会ったのはあかりが中学生のときで、物語が進むにつれてソックスは赤ちゃんから子供、若者、そしてあかりを追い抜きます。晩年の描写が、妙に切ない。
映画の尺を基準とした作品でありながら、描く期間が犬の一生を上回るため、どうしても飛び飛びの展開に。ツッコミどころは山ほどありますが、脚本のような字面で淡く表現された優しい物語の前には、「そんなもん言うだけ野暮だよ」と言われそうです。
読んで欲しい!
すごく感動した。
犬を飼いたい!!って思ってたけどこの本を読んでから悩みました。
最後の十戒はいつ読んでも泣けます。
犬を飼いたいって思ってても気持ちだけじゃダメなんですね・・・。
犬と私の10の約束 川口 晴
キャディーバッグ
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