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内容はとても良いが、嘘っぽい宣伝文句
上品な空間を提供・・集中UPに効能あり!
この作品は、「とっておきのモーツアルト」の全10タイトルのうち、「CONCENTRATE」をテーマにした厳選された7曲が網羅されています。

ワタシはモーツアルトは有名ですから当然ながら知っていました。

でも1曲ずつ何に当てはまるのか判断が困難でした。

この作品は分類すると「集中」するのに最適とのことで導いてくださった方々に感謝したいです。

聞けば、なるほど空間が浄化されて、いろんな事をするのにも優雅に感じリラックスします。

漫然と聞くよりもテーマを伝えてくださった事は良いことですね。

・・
価格も安価ですし、これを弾みに他のテーマに準じた作品も揃えてみたくなります。


集中力か?
宣伝文句の集中力とか仕事がはかどるというのは疑問で、むしろリラックスして聞きたい。

ヴァイオリンも良いが、個人的には後の方のピアノ協奏曲がお気に入り。

さらにモーツァルトを知るための足がかりとしても。

内容はとても良いが、嘘っぽい宣伝文句で星1個減。



とっておきのモーツァルト(4)集中力を高めるモーツァルト モーツァルト

チーク
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事実や現実にとらわれず、感覚で読む作品
江国ワールド全開
久しぶりに江国さんの作品を読みましたが、やはり江国さんでした(笑)独特な空気感、読んでいて上質な異世界に入りこめる作家さんはなかなか少ないように思います。

江国さんの作品には上質な世界が溢れていて、一見引いてしまいがちな考え方が、『それもありか…』と思わせられます。

事実や現実にとらわれず、感覚で読む作品が多く改めて江国香織という作家が好きになりました。

別れた不倫相手の家に何度も無言電話をかけてみたり…優しくて大好きな彼氏がいるのに、他に男を作っていたり…全然知らない人の葬式に参列する夫婦がいたり…現実ではそんな人間は否定されがちなのに、この本の世界ではそんなことは何も問題ではないのです。

決して下品じゃなく上質に描かれていて、緩急のない流れるような世界の一部…江国さんの描く世界で生きていけたらと何度思ったことか…短編ですので、江国さんを知るきっかけにこの本を読んでもいいかもしれません。

賛否両論あると思いますが、江国ワールドを堪能するにはいいかも。

お楽しみ江國BOX
江國さんの小説を読んで、はじめて思わず吹き出してしまうシーンや文章がありました。

 えっ、こんなのも書けるのかと。

何でもありの江國お楽しみBOXのふたを開けて、うわ?と楽しめました。

重くもなく、軽くもなくといったところでしょうか。

ふつう、年月をかけて技術は向上しても、感性は衰えていくものですが、江國さんの場合、ますます瑞々しさがまし、言葉の選択も研ぎ澄まされていくではありませんか。

この貴重な初期短編集を読んで、そう感じました。

なんて感想を作者に見られでもしたら、『災難の顛末』にある言葉「瑞々しいだなんて、私の何が分かるってのよ」と思われたりしないだろうかとドキドキしてしまう。

続編
この本はきらきらひかるの続編なのでしょうか?前編を読んでいないので、どういう展開だったのかわかりませんが、ぬるい眠りはほのぼのとした本でした。

江國さんらしい独特の優しさを感じます。

もう少しインパクトがあってもいいかなと思いますが、ほっとしたい時に読みたい本です。

ぬるい眠り (新潮文庫)江國 香織

マスカラ
複雑な側面があるのは事実
歌心にあふれた、薄幸な名作
旋律美と歌心にあふれた、ラフマニノフを彷彿とさせるような、とてもステキな交響曲です。


単に旋律が美しいだけではなく、多様な音楽様式・作曲技法が凝縮されており、繰り返し聞きたくなる曲です。


沼尻竜典指揮の東京都交響楽団も立派に演奏しきっており、さらに資料的意味においてもこの
ディスクの価値を高めています。


この作品は、「皇紀2600年」を祝う音楽として作曲されていたことから、戦後は思想的政治的等
の理由から長らくアンタッチャブルになっていたようです。

確かに、戦争との関連性という複雑
な側面があるのは事実ですが、このような魅力的な作品を埋もれたままにしておくのは、やはり
惜しいことだと思います。


この作品が生み出された歴史的背景や、その後の作曲家の足跡(戦後、懺悔の念に苛まれながら
44歳で胃ガンにより夭逝した)を辿ることは、過去の歴史を直視することにもつながり、その中
には、私たちが未来に向けて生かしていかなければならない「何か」が含まれているような気が
します。


邦人交響曲の名作
橋本國彦:交響曲第1番 橋本國彦

アイブロー
このひとの言語感覚は、硬質で透明
硬質で透明な短編集
世界中、さまざまな場所を舞台につむがれる短編集。

それぞれの土地の空気が物語ひとつひとつに閉じこめられて、写真集を眺めたような読後感。

このひとの言語感覚は、硬質で透明。

「20マイル四方で唯一のコーヒー豆」なんて、タイトルだけでノックアウトだ。

表題作「きみのためのバラ」。

ウナ・ローサ・パラ・ティというスペイン語のひびきがすてき。

「これから百年でも忘れないという気持ちで彼女の顔を見て」という一文にぐっとくる。

それって恋の本質だよなあ。

それにしても、これだけ多彩な語り手を持つ小説を、それぞれに合う自然な文体で書きわける技のあざやかさよ。

おそれいりました、という感じ。

真の意味での名作とは
映画マニアのはしくれである自分にとって池澤氏は、ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス作品の字幕翻訳(彼自身とも親交が深い)としての方が馴染み深い。

世界各地を舞台に、出会いと人生をテーマとして綴られる物語。

文学的な修辞や技巧を省いた、直接的とも言える話法は、高名な肩書きからは拍子抜けする程の読み易さだ。

しかしそれはあたかも、制球力に長じたベテランピッチャーの円熟した投球術、あるいは好守備をファインプレーに見せない名野手のフィールディングを思わる、力強い安定感を思わせる。

なおかつ味わいを感じさせながら、淀み無く一気に読ませる風通しのいい文体がいい。

ヒューマンストーリーの良心を見るような作品群である。

個人的には「全ての結婚は国際結婚のようなもの」という言葉が真理を突いているようで耳に痛い(笑)「ヘルシンキ」、若かりし日の米大陸一人旅(現在の妻とのドイツ旅行での、同じ場面から始まるという導入部がいい)のメキシコ人少女との切ない解逅を描いたタイトル作(こんな引用も何だが、まるで昔聴いていた「クロスオーバー・イレブン」のストーリー・テリングもかくやだ)が秀逸。

その中で、まるでライトノヴェルのように呆気無い「レギャンの花嫁」がやや場違いだが、初出元がレジャー情報誌だからしょうがないか。

旅の断片
久々の短編集。

テーマを絞ったものではなくて、スケッチのように何種類かの光景が描かれている。

なんでもない光景から物語を感じ取ることができる。

これも旅をすることの醍醐味。

日常から離れることで、日常を認識することができる。

日々の生活に追われていると、ぼくらの感覚は麻痺してしまうのかもしれない。
きみのためのバラ池澤 夏樹
喪失の先に待ち受けるもの
大事な人を失ってからというもの、主人公はいつもデパートの屋上で空を見上げていた―。

喪失すること、そしてそれを受け入れること。

避けることの出来ない“終わり”と対峙しなければならない時、人は何を思うのでしょうか…。

「憂鬱の中から立ち上がったアジアンタムだけが、生き残っていく」シンプルながら胸が熱くなる物語
筋そのものはオーソドックスで、いわゆる「泣き」小説です。

ただ、筆者の独特の間のある文章やもってまわった比喩表現のおかげか、キザな台詞回しが嫌味にならず、どこかさわやかさを感じさせる小説でした。

筆者は村上春樹に影響されたそうですが、言われてみるとそんな感じですね。

読み進めるにつれ、主人公の想いに共感して胸が熱くなってきますが、不思議とただ悲しいだけの涙でなく、清涼な読後感が残ります。

世に喪失の物語は無数にあふれていますが、無意味に悲惨だったり暴力的だったりすることなく2人の絆を美しく描いた佳作だと思います。

静謐とした美しい死
「最愛の人との最後の別れをどこでどのような形で迎えるか」「愛する人の死からどのようにして回復するか」という2つのテーマについて考えさせられる。

全体を通じてレクイエムのように静かで幻想的な情景が浮かび、小説世界にひきこまれた。

恋人が亡くなったところから始まり、出会いに遡って描かれるストーリーは、まさに映画的で純愛をたっぷり満喫できる小説だった。

アジアンタムブルー (角川文庫)大崎 善生

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