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脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語
2010.10.08 Friday
考えるより、感じろ!
本を読むときに、作者のテクニックとかそんなものどうでもいいです。
その本を読んで自分がどう感じたか?
悪ければ、捨てましょう。
捨てることが無理なら、速く視界の届かないところへおきましょう!
良くて、こころにしみるものがあれば、涙を流しましょう!
私は、涙は流れませんが涙ぐみはしました。
本とか芸術なんて、こんなものです。
自分がどう感じるか?
脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語。
犬と人間の望ましい関係をまとめた「犬の十戒」をモチーフに、2008年に公開された映画のノベライズ。それぞれの約束についてエピソードをつなぐ作品と思いきや、犬を通して成長する少女の物語でした。
犬が生きるのはおよそ10年。ソックスと名付けられた犬と出会ったのはあかりが中学生のときで、物語が進むにつれてソックスは赤ちゃんから子供、若者、そしてあかりを追い抜きます。晩年の描写が、妙に切ない。
映画の尺を基準とした作品でありながら、描く期間が犬の一生を上回るため、どうしても飛び飛びの展開に。ツッコミどころは山ほどありますが、脚本のような字面で淡く表現された優しい物語の前には、「そんなもん言うだけ野暮だよ」と言われそうです。
読んで欲しい!
すごく感動した。
犬を飼いたい!!って思ってたけどこの本を読んでから悩みました。
最後の十戒はいつ読んでも泣けます。
犬を飼いたいって思ってても気持ちだけじゃダメなんですね・・・。
犬と私の10の約束 川口 晴
キャディーバッグ
本を読むときに、作者のテクニックとかそんなものどうでもいいです。
その本を読んで自分がどう感じたか?
悪ければ、捨てましょう。
捨てることが無理なら、速く視界の届かないところへおきましょう!
良くて、こころにしみるものがあれば、涙を流しましょう!
私は、涙は流れませんが涙ぐみはしました。
本とか芸術なんて、こんなものです。
自分がどう感じるか?
脚本のような字面で淡く表現された、優しい物語。
犬と人間の望ましい関係をまとめた「犬の十戒」をモチーフに、2008年に公開された映画のノベライズ。それぞれの約束についてエピソードをつなぐ作品と思いきや、犬を通して成長する少女の物語でした。
犬が生きるのはおよそ10年。ソックスと名付けられた犬と出会ったのはあかりが中学生のときで、物語が進むにつれてソックスは赤ちゃんから子供、若者、そしてあかりを追い抜きます。晩年の描写が、妙に切ない。
映画の尺を基準とした作品でありながら、描く期間が犬の一生を上回るため、どうしても飛び飛びの展開に。ツッコミどころは山ほどありますが、脚本のような字面で淡く表現された優しい物語の前には、「そんなもん言うだけ野暮だよ」と言われそうです。
読んで欲しい!
すごく感動した。
犬を飼いたい!!って思ってたけどこの本を読んでから悩みました。
最後の十戒はいつ読んでも泣けます。
犬を飼いたいって思ってても気持ちだけじゃダメなんですね・・・。
犬と私の10の約束 川口 晴
キャディーバッグ
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結局はタイプの違う美少女二人
2010.10.07 Thursday
気分が悪くなった
結局はタイプの違う美少女二人に賞を取らせて、話題を作ろうってことだったんだろうなあ。話題を作っても、文学の発展には何にもつながらないのに。何かを伝えたくてエ〇やグロを描く、もしくはそれ自体がウリになるほどのものならいいのだが、これでは気分が悪くなるだけだ。気持ち悪いものを除いたら、何も残らないじゃないですか。
芥川賞受賞の理由は?
芥川賞受賞作や候補作を中心に読んでいるんだけど、これは他の作品とはちょっと違う気がする。
純文学というよりは、エンターテイメント性がある作品なので、芥川賞を期待して読むと肩透かしを食うかも。でも、ストーリー的や題材は面白いので読んで損をするというようなことはないんじゃないかな。内容的にはエログロ系なので、女性は不快感を持つかもしれないけど。
純文学として足りうるのか・・・。
未成年の少女を取り巻くアンダーグラウンドを舞台とした作品となっている。
刺青、スプリットタン、SM、ピアスという様なエロ・グロがテーマとなって書かれているが、リアリティが足りない。
これは果たして純文学として足りうるのか…。
蛇にピアス (集英社文庫)
金原 ひとみ
ジューシークチュール
結局はタイプの違う美少女二人に賞を取らせて、話題を作ろうってことだったんだろうなあ。話題を作っても、文学の発展には何にもつながらないのに。何かを伝えたくてエ〇やグロを描く、もしくはそれ自体がウリになるほどのものならいいのだが、これでは気分が悪くなるだけだ。気持ち悪いものを除いたら、何も残らないじゃないですか。
芥川賞受賞の理由は?
芥川賞受賞作や候補作を中心に読んでいるんだけど、これは他の作品とはちょっと違う気がする。
純文学というよりは、エンターテイメント性がある作品なので、芥川賞を期待して読むと肩透かしを食うかも。でも、ストーリー的や題材は面白いので読んで損をするというようなことはないんじゃないかな。内容的にはエログロ系なので、女性は不快感を持つかもしれないけど。
純文学として足りうるのか・・・。
未成年の少女を取り巻くアンダーグラウンドを舞台とした作品となっている。
刺青、スプリットタン、SM、ピアスという様なエロ・グロがテーマとなって書かれているが、リアリティが足りない。
これは果たして純文学として足りうるのか…。
蛇にピアス (集英社文庫)
金原 ひとみ
ジューシークチュール
知的に再現された失われた時代の姿
2010.10.07 Thursday
元教師の誠意を感じさせる強い思い
ベッキーさんシリーズ2作目。
全3部作で、もちろん順番通り読むのが望ましいのですが、この真ん中が一番出来が良い巻になっています。
右翼の物言いに、日教組が日本をダメにしたという話がありますが。
少なくとも戦争反対の面では、教師たちは左翼的なおもわくでもなく(当然だ、共産国家にだって軍隊はある)、資本主義批判でも、平等思想でもなく、ただただ子供を死なせたくないという思いで行動したのだと、その切々とした気持ちが伝わってくる内容です。
作者が元教師で、教師だったからこそ長年徹底的に考えてきた事が、ぎゅっと詰まった、重い、重い、一冊です。
北村薫の描く少女は、美しすぎて嘘っぽいと思う人も多いようですが。
若者の多くが、ある面不器用なまでに美しい思いを抱えているという事実を、彼は教師という職業を通して、また父親として知ったのではないでしょうか。
そして、それを守りたいと切実に思い、しかし守ることの困難さも実感したのだろうと思うのです。
全ての若い女性のそばに、(彼女を守り、彼女を導く、分別ある年上の女性)ベッキーさんを一人ずつ置いてあげたい。しかしまた、その素晴らしいベッキーさんも、一人の弱い女性であり、できるなら彼女の側に彼女を守る素晴らしい男性にいてもらいたい。
それが北村薫の偽らざる本心だろうと思うのです。
天罰か
ベッキーさんシリーズの第2弾(全3巻)。
「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の3本の短篇が収められている。
ミステリとしては評価が難しい。「幻の橋」と「想夫恋」は箸にも棒にもかからないレベル。「玻璃の天」はアイデアは面白いが、うまく生かし切れていないように感じた。
しかし、このシリーズの主眼は、ミステリの部分にはないのだと思う。第二次大戦直前の日本の上流社会を幻想的に描くという点に力が入れられている。軍国主義的な傾向への強烈な批判が込められている。
しかし、それも好き嫌いが別れそう。私は苦手。
知的に再現された失われた時代の姿
女子学習院の生徒のお嬢様を主人公として描かれるのは,1933 (昭和8) 年の東京の上流階級の世界.作者は厖大な資料を駆使して,今では完全に失われてしまった社会を昨日のことのように描き出す.この時代の空気は,ここに書かれた通り,物言えば唇寒し所か,生命の危険さえある漠然たるテロの恐怖に満ちたものであった.その空気が実感できるのが作者の手柄である.私はこの恐ろしい空気の中を生きただけに,作者に感謝したい.それと日本の古典文学,中華の漢文文書に対する教養は,この時代の初等中等教育の水準の高さの結果であることに注意したい.戦後の学制改革,教育改革は本質的に敗戦国の教育水準を下げる企みで,その結果が現在の嘆かわしい状態なのである.貴族階級が亡びるのはよいとしても,知的水準までが亡びるのは口惜しい.そういうことをこのお嬢様シリーズは痛感させてくれる.強く推薦.なお,会話の応答で,返す,という表現はこの時代ではあり得ない (お言葉を返すようですが,と言って反論する時に限る).それから食材という言葉はなかった.強いて言えば素材か材料だろう.難点はその程度で,真に見上げた時代再現である.
玻璃の天 (文春文庫) 北村 薫
イルビゾンテ
ベッキーさんシリーズ2作目。
全3部作で、もちろん順番通り読むのが望ましいのですが、この真ん中が一番出来が良い巻になっています。
右翼の物言いに、日教組が日本をダメにしたという話がありますが。
少なくとも戦争反対の面では、教師たちは左翼的なおもわくでもなく(当然だ、共産国家にだって軍隊はある)、資本主義批判でも、平等思想でもなく、ただただ子供を死なせたくないという思いで行動したのだと、その切々とした気持ちが伝わってくる内容です。
作者が元教師で、教師だったからこそ長年徹底的に考えてきた事が、ぎゅっと詰まった、重い、重い、一冊です。
北村薫の描く少女は、美しすぎて嘘っぽいと思う人も多いようですが。
若者の多くが、ある面不器用なまでに美しい思いを抱えているという事実を、彼は教師という職業を通して、また父親として知ったのではないでしょうか。
そして、それを守りたいと切実に思い、しかし守ることの困難さも実感したのだろうと思うのです。
全ての若い女性のそばに、(彼女を守り、彼女を導く、分別ある年上の女性)ベッキーさんを一人ずつ置いてあげたい。しかしまた、その素晴らしいベッキーさんも、一人の弱い女性であり、できるなら彼女の側に彼女を守る素晴らしい男性にいてもらいたい。
それが北村薫の偽らざる本心だろうと思うのです。
天罰か
ベッキーさんシリーズの第2弾(全3巻)。
「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の3本の短篇が収められている。
ミステリとしては評価が難しい。「幻の橋」と「想夫恋」は箸にも棒にもかからないレベル。「玻璃の天」はアイデアは面白いが、うまく生かし切れていないように感じた。
しかし、このシリーズの主眼は、ミステリの部分にはないのだと思う。第二次大戦直前の日本の上流社会を幻想的に描くという点に力が入れられている。軍国主義的な傾向への強烈な批判が込められている。
しかし、それも好き嫌いが別れそう。私は苦手。
知的に再現された失われた時代の姿
女子学習院の生徒のお嬢様を主人公として描かれるのは,1933 (昭和8) 年の東京の上流階級の世界.作者は厖大な資料を駆使して,今では完全に失われてしまった社会を昨日のことのように描き出す.この時代の空気は,ここに書かれた通り,物言えば唇寒し所か,生命の危険さえある漠然たるテロの恐怖に満ちたものであった.その空気が実感できるのが作者の手柄である.私はこの恐ろしい空気の中を生きただけに,作者に感謝したい.それと日本の古典文学,中華の漢文文書に対する教養は,この時代の初等中等教育の水準の高さの結果であることに注意したい.戦後の学制改革,教育改革は本質的に敗戦国の教育水準を下げる企みで,その結果が現在の嘆かわしい状態なのである.貴族階級が亡びるのはよいとしても,知的水準までが亡びるのは口惜しい.そういうことをこのお嬢様シリーズは痛感させてくれる.強く推薦.なお,会話の応答で,返す,という表現はこの時代ではあり得ない (お言葉を返すようですが,と言って反論する時に限る).それから食材という言葉はなかった.強いて言えば素材か材料だろう.難点はその程度で,真に見上げた時代再現である.
玻璃の天 (文春文庫) 北村 薫
イルビゾンテ
淡く白い風景の物語
2010.10.06 Wednesday
豊饒な言語空間
私は川端康成のよき読者ではありません。従って、読んだ本といえば学生時代の著名な数点に過ぎず、それも饅頭食いながらただぼんやりと感じたものです。
ところが最近京都に行くことがあり「古都」でもと手にとってその鮮烈な言語空間が現出するのに驚嘆しました。
以下はほんの一例です。
「茶室の下の小みちを抜けると、池がある。岸近くに、しょうぶの葉が、若いみどり色で、立ちきそっている。睡蓮の葉も水のおもてに浮き出ていた。この池のまわりは、桜がない。」
文章は際めて平易です。しかし一句一句の意味は驚くべきスピードで展開し、そして最後に歌舞伎でいう幕の振り落としのような情景が言語の中で顕われます。
具体的に追うと以下のとおりです。
まず、「池が」在ります。存在がそのままストレートに提示されます。次いで「しょうぶの葉が、立ちきそ」います。存在そのものから、その態様に変化するわけです。そして「出ていた」となり、すっと後に引くことによって存在からの空間的かつ時間的距離感が現出します。圧巻は「桜がない。」です。勿論存在としては、「桜はない」のでしょう。しかし、「桜はない。」と言語が提供されることによって、桜そのものの残影が一旦顕われ、その非在がフラッシュバックのように存在化します。そして消え去るのですがその瞬時は永遠です。
出来事はあっというまなのです。しかし、何度読んでもその言語空間はくらくらするほど豊饒です。
文章作法の修練がよほど徹底してなされたのでしょう。よく研ぎ澄まされた彫刻刀によって彫られた一個の芸術作品が艶やかに実在すると感じることができました。
京の春夏秋冬
久しぶりの川端康成でしたが、目からうろこが。「膝を払って」立ち上がる、なんて、最近ではとんと見なくなった日本語です。
伝統的な京都の文化・四季の美がクローズアップされがちですが、それらと双子の姉妹の再会とをまじえることで、「壷中の天地」のような物語に仕上げているという、意外と斬新な手法で書かれた小説でもあります。
冒頭のすみれの例えは、若干、あからさまな気もしますし、話のリズムが崩れているように感じる時もありますが、やはり小説全体を覆う雅さには心惹かれます。特に苗子と秀男が出会う場面は、くらっとくるくらい魅力的でした。さすが美女好きの川端さん。
あと春・夏・秋と和服中心だった話のなかで、冬になると千恵子が暖かい洋服に着替える場面があるのですが、それがなんとなく時代とともに失われていく京都の美への哀惜に思われるのは、深読みしすぎでしょうか。1年間くらい京都に住んで、今の古都の様子をじっくりと眺めてみたい気持ちにさせられました。
淡く白い風景の物語
双子で生まれ同じ家庭で個性を磨きながらそれぞれの人生を歩むのが本来とするならば、この姉妹は全く違う人生を生まれた時から辿らなければならなかった。その事実を知った時、二人の運命を分けた見えざるものに対して畏怖し、渦が中心へと二人を近づける自然の力に身を任す。しかし、姉妹は一体にはなれぬことを知り、また離れていく運命に人生の切なさ、哀しさを胸に抱き、それぞれの人生へ旅立つ。一瞬ではあるが凝縮された時間の密度の中で絆を強固に築き上げた。雪の中へ消え去る苗子、それを見送る千重子、まるで幻影かであったような静かな白い風景が深い余韻を私の中に残す。人生は何を持って幸せと定めるのか・・
古都 (新潮文庫) 川端 康成
私は川端康成のよき読者ではありません。従って、読んだ本といえば学生時代の著名な数点に過ぎず、それも饅頭食いながらただぼんやりと感じたものです。
ところが最近京都に行くことがあり「古都」でもと手にとってその鮮烈な言語空間が現出するのに驚嘆しました。
以下はほんの一例です。
「茶室の下の小みちを抜けると、池がある。岸近くに、しょうぶの葉が、若いみどり色で、立ちきそっている。睡蓮の葉も水のおもてに浮き出ていた。この池のまわりは、桜がない。」
文章は際めて平易です。しかし一句一句の意味は驚くべきスピードで展開し、そして最後に歌舞伎でいう幕の振り落としのような情景が言語の中で顕われます。
具体的に追うと以下のとおりです。
まず、「池が」在ります。存在がそのままストレートに提示されます。次いで「しょうぶの葉が、立ちきそ」います。存在そのものから、その態様に変化するわけです。そして「出ていた」となり、すっと後に引くことによって存在からの空間的かつ時間的距離感が現出します。圧巻は「桜がない。」です。勿論存在としては、「桜はない」のでしょう。しかし、「桜はない。」と言語が提供されることによって、桜そのものの残影が一旦顕われ、その非在がフラッシュバックのように存在化します。そして消え去るのですがその瞬時は永遠です。
出来事はあっというまなのです。しかし、何度読んでもその言語空間はくらくらするほど豊饒です。
文章作法の修練がよほど徹底してなされたのでしょう。よく研ぎ澄まされた彫刻刀によって彫られた一個の芸術作品が艶やかに実在すると感じることができました。
京の春夏秋冬
久しぶりの川端康成でしたが、目からうろこが。「膝を払って」立ち上がる、なんて、最近ではとんと見なくなった日本語です。
伝統的な京都の文化・四季の美がクローズアップされがちですが、それらと双子の姉妹の再会とをまじえることで、「壷中の天地」のような物語に仕上げているという、意外と斬新な手法で書かれた小説でもあります。
冒頭のすみれの例えは、若干、あからさまな気もしますし、話のリズムが崩れているように感じる時もありますが、やはり小説全体を覆う雅さには心惹かれます。特に苗子と秀男が出会う場面は、くらっとくるくらい魅力的でした。さすが美女好きの川端さん。
あと春・夏・秋と和服中心だった話のなかで、冬になると千恵子が暖かい洋服に着替える場面があるのですが、それがなんとなく時代とともに失われていく京都の美への哀惜に思われるのは、深読みしすぎでしょうか。1年間くらい京都に住んで、今の古都の様子をじっくりと眺めてみたい気持ちにさせられました。
淡く白い風景の物語
双子で生まれ同じ家庭で個性を磨きながらそれぞれの人生を歩むのが本来とするならば、この姉妹は全く違う人生を生まれた時から辿らなければならなかった。その事実を知った時、二人の運命を分けた見えざるものに対して畏怖し、渦が中心へと二人を近づける自然の力に身を任す。しかし、姉妹は一体にはなれぬことを知り、また離れていく運命に人生の切なさ、哀しさを胸に抱き、それぞれの人生へ旅立つ。一瞬ではあるが凝縮された時間の密度の中で絆を強固に築き上げた。雪の中へ消え去る苗子、それを見送る千重子、まるで幻影かであったような静かな白い風景が深い余韻を私の中に残す。人生は何を持って幸せと定めるのか・・
古都 (新潮文庫) 川端 康成
幅広い層が共有できる味わい
2010.10.05 Tuesday
TSUNAMI ありがとうサザンの数ある名曲の中から、さらに一番好きな曲は?と聞かれたら迷わず、この曲を答えます。
ベタと言われれば、それまでですが、この曲に、まつわる苦悩を知っているからこそです。
桑田さんは、この曲が出来るまでの10日間くらいマネージャーさえも連絡が、とれないほど追い込まれ、しばらくサザンに大ヒットがない事に悩み、そして、やってきた人気テレビ番組とのタイアップでもあり、このチャンスを逃すまいと必死だった。
原坊も居場所を知らなかったらしい。
そして彼が戻りメンバーに聴かせた曲が、この曲です。
結果、今では考えられないトリプルミリオン。
ところで桑田さんは、どこにいたかというと湘南あたりでギター持って海を眺めながら必死で作ってたらしい。
あの大スターが、そこまで追い込まれ、たどり着いた結論だった。
身も心も愛しい女性しか見えない 張り裂けそうな胸の奥で 悲しみに耐えるのは何故? 勝手にシンドバッドからのサザン信者だが、うれしくて涙が出そうになる。
初めて聴いた時から胸がドキドキした。
たまらない言葉にうねるようなメロディー。
そして今でも、この曲が日本で一番好きな曲です。
TSUNAMIとサザンは俺の中の永遠です。
ぜひ、一家に一枚 発売は、2000年11月だから今から9年チョット前になる。
初めての本格的なベストアルバムである「バラッド'77?'82」「バラッド2」に続くシリーズ第3弾です。
ライブも少々ミーハーなファンが多くなって、サザン=夏という印象が強いが、これは発売時期が冬でした。
ミレニアムなどと叫ばれてたこの年に、「TSUNAMI」が大ヒットし「茅ヶ崎ライブ」も行われ、そういったものにサザンからお返しといったかたちでの発売だったらしいです。
89年から2000年のシングルやアルバムから選曲された28曲が2枚に収められてます。
選曲は11年間の中からなので文句ないですが、私個人的にはあまり好きではない。
当時「TSUNAMI」も入ってるから良いという人がいたのが気になっていたからだ。
(今はそう感じないが・・)。
このアルバムには「真夏の果実」も「希望の轍」も「LOVEAFFAIR」もあります。
若い人たちや新しいファンには、「海のYeah!」とこれまでの2作のバラッドと4つセットで、ぜひ聴いてほしいです。
2000サザンのベスト盤といえば、やはり'バラッド'。
13年ぶりに復活した当シリーズの第3弾は、2枚組の全28曲。
87年以降に発表された楽曲からセレクトとはいえ、「勝手にシンドバッド」をリアル・タイムで聴いていた筆者にとっては、収録曲のどれもが記憶に新しい。
だがしかし、胸の奥からこみ上げてくるキュ?ッと切ない感じ……。
これこそが'バラッド'シリーズの醍醐味であり、幅広い層が共有できる味わいだ。
バラッド3 ~the album of LOVE~サザンオールスターズ
エルメス バーキン
ベタと言われれば、それまでですが、この曲に、まつわる苦悩を知っているからこそです。
桑田さんは、この曲が出来るまでの10日間くらいマネージャーさえも連絡が、とれないほど追い込まれ、しばらくサザンに大ヒットがない事に悩み、そして、やってきた人気テレビ番組とのタイアップでもあり、このチャンスを逃すまいと必死だった。
原坊も居場所を知らなかったらしい。
そして彼が戻りメンバーに聴かせた曲が、この曲です。
結果、今では考えられないトリプルミリオン。
ところで桑田さんは、どこにいたかというと湘南あたりでギター持って海を眺めながら必死で作ってたらしい。
あの大スターが、そこまで追い込まれ、たどり着いた結論だった。
身も心も愛しい女性しか見えない 張り裂けそうな胸の奥で 悲しみに耐えるのは何故? 勝手にシンドバッドからのサザン信者だが、うれしくて涙が出そうになる。
初めて聴いた時から胸がドキドキした。
たまらない言葉にうねるようなメロディー。
そして今でも、この曲が日本で一番好きな曲です。
TSUNAMIとサザンは俺の中の永遠です。
ぜひ、一家に一枚 発売は、2000年11月だから今から9年チョット前になる。
初めての本格的なベストアルバムである「バラッド'77?'82」「バラッド2」に続くシリーズ第3弾です。
ライブも少々ミーハーなファンが多くなって、サザン=夏という印象が強いが、これは発売時期が冬でした。
ミレニアムなどと叫ばれてたこの年に、「TSUNAMI」が大ヒットし「茅ヶ崎ライブ」も行われ、そういったものにサザンからお返しといったかたちでの発売だったらしいです。
89年から2000年のシングルやアルバムから選曲された28曲が2枚に収められてます。
選曲は11年間の中からなので文句ないですが、私個人的にはあまり好きではない。
当時「TSUNAMI」も入ってるから良いという人がいたのが気になっていたからだ。
(今はそう感じないが・・)。
このアルバムには「真夏の果実」も「希望の轍」も「LOVEAFFAIR」もあります。
若い人たちや新しいファンには、「海のYeah!」とこれまでの2作のバラッドと4つセットで、ぜひ聴いてほしいです。
2000サザンのベスト盤といえば、やはり'バラッド'。
13年ぶりに復活した当シリーズの第3弾は、2枚組の全28曲。
87年以降に発表された楽曲からセレクトとはいえ、「勝手にシンドバッド」をリアル・タイムで聴いていた筆者にとっては、収録曲のどれもが記憶に新しい。
だがしかし、胸の奥からこみ上げてくるキュ?ッと切ない感じ……。
これこそが'バラッド'シリーズの醍醐味であり、幅広い層が共有できる味わいだ。
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